眼病平癒祈願に良いとされる寺
747(天平19)、聖武天皇の眼病平癒を祈願して、
光明皇后が建立したと伝えられる古刹で、かつては七堂伽藍が整っていたという。
現在創建当時の天平建築様式を伝えるのは本堂のみ(国宝)。
屋根の勾配の美しさはよく言われるところだ。
内陣の中央には本尊の木像薬師如来坐像が座り、
そのまわりを囲むように十二神将立像が安置されている(いずれも国宝)。
薬師如来の目が大きく美しいことから、現在も眼病の人の参拝が多いという。
境内南門、東門、鐘楼、地蔵堂は鎌倉時代の建造(いずれも重文)。
初秋の頃には、境内が可憐な萩の花に彩られる。なお、「新」はあらたかなという意味。 |
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