称徳天皇の勅願
大和西大寺駅の南西にある、真言律宗の総本山。
女帝称徳天皇の勅願で、765(天平神護1)に四天王像の造立とともに開かれた。
開基は常騰(じょうとう)。かつては南都七大寺の一つとして、東大寺とならぶ壮大な伽藍を誇っていた。
広大な寺域には多くの堂塔が立ち並んでいたというが、度々の火災で荒廃。
鎌倉時代に高僧叡尊(えいそん)が復興したが、それも戦乱で焼失した。
現在の堂宇は江戸時代に建てられたものである。
金堂前にある東塔跡の基壇の大きさだけが、往時を偲ばせる。
大茶盛
−おおちゃもり−
4月と10月の第2日曜。
愛染堂で開催。叡尊が鎮守神社に詣でた時、神前に茶を献じ、村人にふるまったのが始まり。
人数が多かったため道具が大きくなったとか。直径30〜40センチ、重さ7キロの大茶碗に、長さ35センチの茶筅で茶をたて参詣客にふるまう。
西大寺駅から踏切を渡ってすぐでした。もう夕暮れでしたので、ひとひとりいませんでした。何だか寂しい印象が残りました。
東塔跡
金堂
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