吉野山のシンボル
吉野山の総地主の神、金山彦命を祀る。
大峯修行者の行場のひとつで、多くの修行者や貴族が足跡を残している。
7世紀末、修験堂の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)がこの金峯山を道場として修行し、
お堂を建てて祀ったのが蔵王堂であり、金峯山寺の創建である。
栄華物語に、藤原道長が祈願したと記される。
以来、金峯山は、修験道の根本道場として広く万人に尊崇され、多くの修行者が宗派を超えて入山修行している。また、役行者が蔵王権現のお像を桜の木で刻んだことから、桜が保護・献木されて吉野山が桜の名所となり、
人々の心の安らぎの場となるに至ったのである。
現在の金峯山寺は金峯山修験本宗の総本山であり、全国教信徒の信仰と教化の中心となっている。
ロープウェイ吉野駅から徒歩15分/8:30〜16:30/拝観料400円


入り口で仁王門が迎える


蔵王堂
本尊は三体の蔵王権現の巨像を祀る。
高さ34メートル。
入り口の仁王門と共に国宝に指定されている。
桃山時代の再建の檜皮葺きの大堂で、
木造建築では東大寺の大仏殿につぐ大きさといわれる。

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