蘇我氏建立の寺
596(推古4)に蘇我馬子の発願により建てられた、日本で最初の本格的な寺院。
三金堂一塔式という、塔の東と西、北に金堂を置く類例のない伽藍様式だったが焼失。
建立にあたっては、百済の専門家が招かれたという史実からも、当時の朝鮮との深いつながりがうかがえる。
本尊は、鞍作止利(くらつくりのとり)によって造られたと伝わる重要文化財の釈迦如来坐像(飛鳥大仏)。
東大寺の大仏よりも、さらに150年も古いと推定されている。
現存するのは、小さな堂宇とその中に残る日本最古の仏像のみ。
飛鳥寺は、平城遷都で奈良に移り、元興寺と名を改めたが、ここも本元興寺として存続した。
寺の庭は、大化改新を巻き起こした、中大兄皇子と中臣鎌足との歴史的な出会いの場として伝えられている。


飛鳥大仏−幾度もの修理が施されてきたらしく、顔面と左耳、右手の指3本を除けば、当初のものはないといわれている。


この中に飛鳥大仏があります。右手に入口があります。 左は良縁成就、中は家業繁盛、右は交通安全とそれぞれ水を
かけて祈ると願いが叶うそうです。


飛鳥寺のすぐ隣に建つ五輪塔。蘇我入鹿の首が葬られていると伝えられる。

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